11月 29th, 2009

95

めったにテレビを見ない、時間がない。

だけど、今日はめずらしく夫が留守なのでずるずるとテレビを見ていた。

と、フランスの作家・アンドレ モーロアの奥さんである現役のピアニストがでていた。

95歳で毎日4~5時間以上レッスンをするという。

体操と散歩といい食事を欠かさないと話していた。

私もあと30年続けたら、モノになるということになる。

刺激されてピアノを弾いていたら、ピアノ上の梁にレモンが来た。

かならずピアノを聴きに来る(ように見える)

kiku1

その後のテレビでは「坂之上の雲」の陸軍大将秋山好古の晩年を

紹介していた。

坂之上の雲では描かれていない、66歳で松山の中学校の校長をやった

ときのことだ。

72歳で糖尿病のために足を切断することになり入院した。

「切っていいよ。足がなくても仕事はできる」と言ったそうだ。

日本人は定年になると、悠々自適と称して享楽の人生にはいってしまうのが常だ。

しかし自分は死ぬまで、人の役に立てるように努力したいと言っていた、という。

しかしそのまもなく亡くなった。

陸軍大将としてより、田舎の中学の校長になってからの生き方に

とても惹かれた。

軍人だったとは思えない、視野の広さ、温かさ、優しさ、謙虚さ、質実さがあった。

何より賢い人だった。

わたし自身は「人間は賢さが一番だ」と思っている。

すべてはそのあとについてくるものだ。

パジャマでテレビを見ながら、居住まいを正す気持ちになった。

テレビからは、友だちと電話をしたり、レストランで食事をしたり、居酒屋で酒を

飲んだり、旅行したりする以上の、刺激を受ける。

テレビもわたしにとっては大切な友だちのひとりだ。

11月 26th, 2009

gohan

私たちが食事の時には、テーブルにあげないようにしていましたが、

そんな躾が通用するはずもありません。

食事が始まると、こうやって必ず、テーブルに来て、仲間に加わるのです。

この座り方、イイトコのお坊ちゃんみたいにお行儀が良いでしょう?

自分は食べられるわけでなし、そのうちに寝てしまいました。

nene

プールを続けて9年ですが、今日は初めて、700メートルも泳げてしまいました。

休みなしで40分。

ずっと金づちだった私。心臓も悪くて無理できなかったのに・・・・・

何かを続けるということはすごい結果を生むものだと、我ながら驚いています。

どんなに仕事で疲れていても、泳ぐとスカッと疲れがとれてしまいます。

それがわかったのも最近です。

パソコンでブログを書いていたら、今度は私の部屋に入ってきたレモン。

部屋に入るとき、かならずニャン!と鳴きます。

これもまた感動するのです。話しかけてくるのですから。

11月 23rd, 2009

noku

自宅を仕事場にしている人がいます。

でも私は職住分離でないと、ぜったいいやな人です。

開業したときも、自宅の一部をクリニックにするなんてトンデモナイと思って

ビル診にして通勤していました。

性格がナマケモノだからだと思います。

家ではのんびりムード、一歩外に出たらシャッキリ。

だからピアノのレッスンも、友人の家のベーゼンドルファーを借りたとたん

二時間半も集中できてばっちりノクターンを制覇してしまいました。

これが家だと、家事のあれやこれやが気になって10分でいやになる。

それにしても1000万円のベーゼンドルファーの音は最高でした。

ショパンのノクターン原曲は一年かけて、こつこつと練習しました。

ピアノを一年以上続けたのは初めてですが、これからも続きそう。

8年目にして、やっとやっと胸をはって「一生の趣味」と言えそうです。

夫や友人のおかげ。はげましあえる友人のいるおかげです。

挫折しても挫折してもあきらめなかった私も偉いなあと思います。

8年かかってもたった一曲を根気良く弾き続けたわたしは本当に偉い。

楽しみを外の世界や外との関係の中に見つけるのではなく、

自分という宇宙空間の中に見出せる人にわたしはなりたい。

12月に入ると、ノクターンで3つの演奏会をはしごします。

ちょっと楽しみです。

ベーゼンドルファーの友人宅は主が男性なのに、家の中は整然でおしゃれ。

刺激されてしまって、今日は一日、大掃除。

合間に友人と散歩して見上げる空は紺碧の青。

気持ちの良い一日でした。

ピッカピカ ↓

kirei

11月 22nd, 2009

nozoku

寒い日でしたが、少しうすら陽がさしていたので、近くの公園へ出かけました。

ケイジに入って出かけることが好きなレモンですので、連れて行くことにしました。

お友だちの家に行くことはありますが、公園は初めて。

子供と一緒です、親の足元から出ようとしません。

oya

ちょっと離したところに置いてみました。

好奇心と不安と恐怖の入り混じった感じ。

ふるえていてかわいそうでした。でも慣れると思います。

長い一生だから、いろんなことを経験したほうがいいと夫が言います。

siba

ひとりにされると、腰を低くしてすごい形相で親元に帰ってきます。

目が座ってますね。

腰を低くして歩くその格好がすごくて思わず笑ってしまいました。

arukityu

でもだんだん近くの犬を連れたおじさん、おばさんが集まってきて。

「美人ね」「かわいい猫ね」とほめちぎられて。

本人も悪い気はしなかったのではないでしょうか。

優しい顔立ちなので、美人ね、を連発され、女の子とまちがえられていました。

minna

 

kawai

11月 13th, 2009

1

レモンは朝起きるやいなや。

外を眺める。

葉っぱの落ちる様子。

小鳥が餌を食べにくる様子。

ちいさな虫がはっている様子。

どんぐりが落ちるとびっくりする。

かめ虫が迷いこむとあっという間につかまえてしまう。

それ以外でも、何かちょっとの変化に目が輝く。

ずっとずっと飽きず眺めている。

2

場所を次から次に移動することで、見えるものが違うらしい。

こんなちいさなことに関心を持ち、飽きずに一生を送れることに

感動を覚えながら、それを見ている私がいる。

わたしがもし、寝たきりになったとしても

テレビや音楽しか見えない聞こえない部屋より、

こんな風に外の眺められる部屋で暮らしたい。

マンションに住んでいたとき、ふと天井をながめながら

「この箱の中で天井をながめながら死ぬのはいやだ」と思ったことがある。

とにかく、この「箱」の中から抜け出さなくっちゃと思ったことがある。

その時には、じゃあどうすればいいのかわかってはいなかったのだけど。

家猫がしあわせそうなのは、こうやって外が見れるからかもしれない。

3

11月 11th, 2009

itumono1

妹がやってきてレモンと遊んで行った。

妹が帰るとき、レモンはいつものキャットウオークで知らぬ顔。

「大好きなおばちゃんが帰るよー」と声をかけたけど、動かない。

その時だ。

私が壁をたたきながら「うふふ、あはは、あー、おもしろい!ははははー」

ちんどん屋さながらに踊り出した。

それを見た夫も、突然「ははははー、楽しいなあ、楽しいなあー」と

壁をたたきながら踊りだした。

妹はあっけにとられている。

レモンには見えないが、声だけは聞こえるというシチュエーションだった。

そのとき天井高く、おさまっていたレモンが、降りてきた。玄関に近づいて来る。

猫がジャコや魚の缶詰につられて来るのなら、あたり前だ。

でも猫だって「楽しそう~」って雰囲気が気になるんだ。

楽しそう~という雰囲気がわかったり、なんだ、なんだっていう好奇心があるんだ。

驚きだった。

三人でおお笑いした。

でも笑いながら妹は「この家の人たちはヘンな人たち」と半ばあきれていた。

↓  朝、おはよーと挨拶するレモン。

ohayou

11月 8th, 2009

 

kappu

 わたしにとって「初恋の人」が近くの町に講演にやってきました。

うれしいような。

はずかしいような。

こわいような。

気持ちを抱きつつ、今までも10年~20年に一回くらいであっています。

若いころ、私が仕事を続けるかどうか迷ったとき、

「一生、彼と対等に話ができる」というのが大きなモチベーションになったことを

思いだします。

最近は、年とるほどに魅力的になっていくのは男性より、女性のほうが

多くなったような気がします。

でもやっぱり「ものすごく素敵な人」というのは女性より男性の中にいることの

ほうが多いかも。崖っぷちに立って仕事をする機会が多いせいでしょうか。

先日亡くなった小澤 勲先生もそのひとりだった。

        ☆      ☆      ☆

10年前に出会ったときには、はずかしくてあまり話しをできなかったような気がする。

今回はしっかり数時間以上、話しました。

お互いに余裕がでてきたのか。

成熟してきたのか。

あるいは、わたしが単におばさんになってきたのか。

単におばさんになって心臓に毛が生えてきただけに過ぎないなんて

悲しいことのないように!

別れ際「もう会えないかもね」というと「そんなことないよ」と

そっと背中を押してくれました。

もっと勉強しなければ、とひそかに誓った一日でした。

hana2

11月 3rd, 2009

テレビで中川さんの死の話から 突然死の話をしていた。

突然死の7割は心臓死らしい。

それはそれとして、睡眠学の先生が

「睡眠中は体を休めているのではない。からだを治している時間だ」

と話していたことが心にとまった。

「うつ」について本を書きたいと思っているのだが、何かヒントになりそうだと思った。

こころの病気を治そうと思うときには 睡眠と食をぬいて話ができない。

だけどほとんどの本が薬や心の持ち方の話に終始している。

わたしはどう眠り、何をどうやって食べているかについて患者さんから

くわしく聞くことに手抜きしないようにしている。

11月 3rd, 2009

simo

寒かった。霜がおりていた。それとも雪?きっとうすい雪だ。

ピンクの実に氷がついてきれいなこと。

mi

空気がピンとはりつめている。

そのぶん庭の紅葉はきれいだ。

kouyo

風が吹くたび、葉っぱがひらひらと宙を舞っていく。

みとれていた。

だんだんすっからかんの樹になって冬の風景に変わっていくんだ。

ha2

レモンにこたつをしてやり、人間もこたつに入ってゆっくりした午後だった。

が、思いきって散歩に出た。

友人との散歩は、やけに薄着をしていったせいか、寒くて寒くてからだが

おかしくなってしまった。

普段、車から家、ドアからドアの暮らしなので、服装の感度が鈍っているらしい。

わたしは田舎に住む「都会人」なのだ。

もうそろそろ冬の到来なんだ、とカンネンした一日だった。

dsc_04031

11月 1st, 2009

dsc_0359

と、言うわけで、今夜は豚の生姜焼きとたっぷり生キャベツ。

ロールキャベツ。 セロリの葉っぱの佃煮。

だったんですけど。

皿を並べていると、レモンが、ほら。

このお行儀の良いお手を見てください。待っているんです。

猫ってもっと気ままな動物かと思っていましたが、何のその。

必ず家族の動きを見て、反応しています。

家族の一員としての自覚は、けっこう立派なものです。